ラボグロウンダイヤモンドの歴史|いつから?誰が作った?誕生秘話を解説

最近、ジュエリーの世界でよく耳にするようになったラボグロウンダイヤモンド。
天然のダイヤモンドと同じ美しい輝きを持ちながら、環境へのやさしさやコスト面のバランスなど、新しい魅力に注目が集まっています。特に婚約指輪や記念のジュエリーとして、選ぶ人も増えてきました。

けれど、このラボグロウンダイヤモンドが今のような存在になるまでには、長い年月とたくさんの技術の進化、そして時代ごとの価値観の変化がありました。

この記事では、そんなラボグロウンダイヤモンドのはじまりから今までを、わかりやすくひもといていきます。
「どうして生まれたの?」「いつから広まったの?」そんな素朴な疑問から、その歩みとこれからの可能性を、一緒に見ていきましょう。

この記事を書いた人

LUMERA

1カラットの存在感を、日々の装いの中に。 未来へ続く、日常のラグジュアリー「LUMERA」。

目次

科学から生まれた美しさ。ラボグロウンダイヤモンドの歩み

今、ジュエリーの世界で注目されているラボグロウンダイヤモンド。
その名の通り、ラボ(研究所)で成長(grow)したダイヤモンドは、天然のものと同じ結晶構造を持ち、見た目ではほとんど区別がつかないほどの輝きを放ちます

とくに婚約指輪や特別なギフトに選ばれることが増え、価格・品質・環境面など、選択肢のひとつとして市場が広がりを見せています。
でも、こんなにも完成された存在になるまでには、長い歴史と数々の技術的な挑戦、そして価値観の進化がありました。

今回は、ラボグロウンダイヤモンドの発明と成長の物語、そして今後の可能性について、データや実例も交えながら解説します。

ラボグロウンダイヤモンドのはじまりは研究と情熱

ラボグロウンダイヤモンド(または合成ダイヤモンド)の最初の目的は、ジュエリーではありませんでした。
1950年代、アメリカのGE社がダイヤモンドの人工合成に成功。これは、地球内部のような高温高圧環境を人工的に再現する「HPHT法」によるもので、宝飾ではなく工業用途として開発されたものでした。

この挑戦の背景には、ダイヤモンドの硬度や電気絶縁性といった物性に魅了された研究者たちの想いがありました。彼らは「人の手で自然を超える素材をつくる」という夢を追い、やがて「CVD法」という別の成長方法も生まれます

このように、ダイヤモンドを育てる技術は、研究開発の中から徐々に進化し、ただの原石ではない、新たな素材の可能性として歩みを始めました。

ジュエリーとしての価値が注目されはじめたのはいつから?

1970年代になると、無色透明の美しいダイヤモンドの合成に近づく技術が確立されていきます。とはいえ当時は、色のコントロールやサイズ、グレードにばらつきがあり、市場にはあまり出回っていませんでした。

大きな転機が訪れたのは1990年代〜2000年代。京セラなど日本企業による研究や、海外ブランドの開発が進み、宝石品質のラボグロウンダイヤモンドが安定して製造されるようになります。
クレサンベールのように、職人によるカットやセッティングを大切にしたジュエリーブランドも登場し、その価値が徐々に見直されていきました。

さらに2023年以降、サステナブルな素材やコストパフォーマンスを重視する人たちのあいだで「天然ではなくラボグロウン」という選択肢が定着し始めます。CNNや各種メディアでも特集が組まれ、今では欧米だけでなくアジア圏でも市場が拡大しています。

ラボグロウンダイヤモンドの進化

以下は、ラボグロウンダイヤモンドの開発と普及の経緯を時系列でまとめたものです。
このdiamonds journeyには、科学と文化、そして人の想いが詰まっています

1950年代:人工ダイヤモンド、誕生

GE社が世界で初めてダイヤモンドの合成に成功。目的は工業用途で、まだジュエリーの対象ではなかった。

1970年代:宝石品質への道が開かれる

サイズ・色・透明度の改良が進み、カラーのバリエーションも広がり始める。応用研究が活発に。

1990年代:製造技術の成熟

CVD法により、天然と変わらぬ品質のダイヤモンドが安定的に生産されるように。

2010年代:環境とエシカルの意識が追い風に

環境負荷が少なく、価格も抑えられる点が支持され、市場での立ち位置が明確に。benefits(利点)が多角的に語られる。

2023年以降:「選べるジュエリー」として確立

品質の認定制度が進み、グレード情報やリクエスト対応も充実。取り扱いブランドも増加。作品紹介の場が増え、お客様の感想もSNSなどで可視化。

ラボグロウンダイヤモンドが選ばれる理由とこれから

ラボグロウンダイヤモンドが注目される背景には、「なぜそれを選ぶのか?」という価値の問い直しがあります。
天然ダイヤモンドには確かに長い歴史と神秘的な魅力がありますが、採掘や供給の問題、そして価格の高さがデメリットと感じられる場面もあります。

一方でラボグロウンダイヤモンドは、環境や倫理への配慮、価格の柔軟さ、カラーやサイズのバリエーションなど、多様なニーズに応える存在です。
そして何より、「人の技術でここまでのものが作れる」という驚きと、素材への敬意が詰まっています。

これからさらに、情報の透明性(information)、製品の認定制度、そしてカスタマイズ可能なフォームなども整備され、よりやさしいジュエリーとして選ばれていくことでしょう。

ラボグロウンダイヤモンドは「あなた」の価値観で選べる時代へ

ラボグロウンダイヤモンドは、ただの人工石ではありません。それは、科学と想いが結晶となった、新しい美しさのかたちです。
その背景にあるのは、技術の革新だけでなく、「何を大切にするか」を見つめ直す人々の意識でもあります。

ジュエリーは、単なる装飾品ではなく、想いを形にする作品です。
naturalかlab grownか。それを選ぶのは「モノ」の問題ではなく、「あなた」自身の価値観なのかもしれません。

参考サイト・参考文献
GIA(Gemological Institute of America)
https://www.gia.edu/
McKinsey「The State of Fashion 2023」
https://share.google/geWKI9rF566kY9K5q

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